コールマン・ツーバーナーのメンテナンスとトラブル対処法

長くつき合うために、自分でできるメンテナンス

 

 

いい製品をより長くつかうために、自分でできる範囲のメンテナンスを行いましょう。ツーバーナーにサビは大敵、長持ちさせるにはサビへの注意が基本となります。

 

燃料タンクのバルブのつけ根は真鍮と鉄という異種金属が接するためと、くぼみに水がたまりやすいため、錆が非常に発生しやすい部分です。またタンク上下部品の接合部も同様に水分の残留によるサビの発生がおきやすい箇所となります。そのまま放置すると金属の腐食が進み、燃料がもれて使用不能になるばかりかたいへん危険です。

 

サビを発見したらワイヤーブラシで除去し、サビ止め塗料(亜鉛粉末の入った製品)を塗ったあと、完全に乾燥させ、タンク本体と同じ色の塗料を塗って保護してください。

 

タンクのふちがさびると色目が変わるので、すぐにわかります。常時、点検するくせをつけておきましょう。本体の汚れはウエス(機械類の油や汚れをふきとる不織布などの柔らかい布)でふきとるだけでだいじょうぶです。ピカピカに洗いあげようと水洗いするひともいますが、すき間に水分が残ってサビの原因になるので避けてください。

 

それならサビ止めオイルは? と思われるかもしれませんが、使用時にオイル臭くてとても料理どころではありませんからこれも避けましょう。調理のたびに油汚れをウエスでふく習慣をつければ、ずっとキレイにツーバーナーをつかうことができますよ。